迎える日を待ちわびて

春を待ちわびていた３月

お祭りのお囃子を待ちわびていた４月

そして５月を迎えた今

待ちわびていた「あたりまえの日常」は、いつもと違うものになってしまったけれど・・・

今は一日でも早く「安心できる日常」が戻ることを祈るばかりです。

この夏に、婚礼を予定されていたお客様から「南部鉄器を引き出物に取り入れたい」というご依頼を受けて、ちょっとづつ準備をしていたところでした。

若い新郎新婦さんのイメージに合わせて、カラフルなティーポットをいろいろなカラーで。ご家族の方のアイデアで、招待客の方々に好きなカラーを選んでもらおうとサプライズ風なご依頼でした。

まだ２か月先の日取りでしたが、どうしても先行きの見通しが不透明な中で当日を迎えるのは心配ということで、延期を決められたというご連絡をいただきました。

主役の新郎新婦さんにとっては、すこし残念な気持ちもあったここと思いますが、今の状況の中では賢明な選択だったと思います。

迎えるその日を待ちわびて、たくさんの祝福と笑顔のお二人を思い描きながら

婚礼にそっと色を添える気持ちで、ゆっくりお引き出物の準備をしていきたいと思います。